薬膳教室に通っています。今回のテーマは「安心安神」でした。
先生は台湾出身でご実家が薬局の方です。コロナ禍で先生がほとんど準備してくださり
それをおいしくいただくだけですが、レポートしてみたいと思います。
薬膳料理とは
火鍋を食べたから薬膳食べた!というわけではなく(それも勿論薬膳ではあると思いますが)、
自分の体調を知り、足りないものは追加、補充し、余分なものは排出してバランスをとる食事
が薬膳ですね。
熱があれば熱をさます食材、調理法を用い、寒(冷え)があれば身体を暖めるような食材、
調理法を用いる。生薬と呼ばれるものだけではなく普段食べている食材の性質も利用します。
今回のテーマ、「安心安神」とは貧血を予防、また中医学では「心(血)は神を蔵す」と言われ、
精神のコントロールにも関わる働きを調整し体調を整える目的の薬膳料理です。

”心の不足=血の不足”は不眠の原因にもなりますね!
本日のメニュー
本日のお茶
- 荷葉茶:蓮の葉のお茶です。熱湯を注ぎ5分くらい経ってからいただきます。
暑さで頭がボーっとするようなときに。 - 遠志菊花茶:遠志はヒメハギ科の植物、不眠や動悸などに。菊花はいくつかの種類が
あり それぞれ用途も異なりますが目の疲れなどに使います。
適量に熱湯を注ぎ5分くらい経ってから飲みます。

両方のお茶ともスッキリした味わいで,菊花のほうは少し苦味が
感じられました。
北京ダック風ローストチキン
- 鶏もも肉をチャーシューソースで一晩漬け、200℃のオーブンで20分くらい焼いてスライス
鶏肉は気を補い、精(血)を補います。
チャーシューソース 砂糖、醤油、塩、五香粉、腐乳、コアントロー又は紹興酒 - キュウリ、白ねぎと一緒に中華風クレープに包み北京ダックソースをつけていただきます。
北京ダックソース 甜麺醤、砂糖、ごま油、みりん

ソースの味が濃厚でたっぷり食べたという満足感があります。
ソースの味が濃厚でたっぷり食べたという満足感があります。

安神薬膳スープ
- お鍋に水を沸騰させチキンのスペアリブを入れて灰汁をとりながら安神漢方を入れて20分ほど煮る。
- 塩で味を整えて完成。
安神漢方:遠志、麦門冬、蓮の実、クコの実、棗 (陰血を補います)


調味料は塩だけなのに豊かな味わいです。
棗やクコの実、蓮の実もおいしくいただけます。
長芋の湯葉包み
- 長芋をサイコロより小さめに切り、1cmくらいに切った韮、エビのみじん切り、ひき肉と調味料と合わせて粘りが出るくらい揉む。
長芋は気を補い、エビは陽気を補います。
調味料は醤油、黒胡椒、ごま油、片栗粉。 - 戻した湯葉で先ほどの具材を包む。
- フライパンに油を引き強火で表面をパリッと焼き、その後中火でまんべんなく焼き色を付ける。
- 好みのソース(お酢や梅入りのサッパリしたソースが合います)を付けていただく。


梅のソースがとてもよく合って具の味を引き立ててくれます。
サクサクとおいしくいただきました。
まとめ
安心安神をテーマにした薬膳料理の勉強会に参加して
- 北京ダック風ローストチキン
- 安神薬膳スープ
- 長いもの湯葉包み
をいただき、勉強しました。
日常の食材を上手く使いこなして、おいしくいただきながら身体を整えてゆくことができることを
あらためて知ることが出来て大変有意義でした。
最後に、竜眼のライスケーキのデザートもありました♥

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